長男は、私に似て、すぐに打ち解けることが出来ない方なので
(って、ここ笑うところじゃないからね

)
この一年、、、彼なりのペースで一つずつゆっくりと進んできたと思います。
長男にとって一番大変だったのは、やっぱり朝かな。
朝は苦手な長男にとって、母の「急ぎなさい。」「まだなの?」は非常にプレッシャーで毎朝ブルーな気持でスクールバスに乗っていたと思います。
私は短気でせっかちなので、とにかく長男のゆっくりペースがもどかしくてですね。
彼に辛い思いをさせる事も多かったと思います。
しかし、ある事をきっかけに、、、私は、その言葉を言わないように努力するようになりました。
たとえ、ボーっと座ったまま準備もせずにいても、、、
靴を履いて外に出るまで5分以上かかったとしても、、、
絶対に、彼を急がせるような言動はしない、、、イラっとしない、、、
とにかく笑顔で送り出す事を目標に、、、。
私が朝、急かさないように、、、気分よく送り出すように努力してる気持ちは、ちゃんと長男には伝わっていて、自分も頑張ろうって気にはなってくれてたと思う。
でも、ちゃんと出来ない自分が彼自身ももどかしかったんだと思います。
時には、「もう、間に合わない」とあきらめモードになってパニクって、動けなくなって更に事態が悪化する事もありました。
でも、徐々に、「大丈夫、ちゃんと間に合うようにできる」と自分自身を励まして頑張れるようになってました。
これは、すごい成長でした。
元々、一度、こう思ってしまうと気持ちを切り替えるのがすごく苦手で、、、。
良く言えば、、、一途?真っ直ぐ?
悪く言えば、思いこみが激しすぎるので、、、。(苦笑)
それが、ちゃんと自分で気持を切り替えようと努力出来るようになったですから。
それと、最初の頃に、母がプレッシャーをかけ過ぎたのとその他モロモロの事もあって
スクールバスに乗り込むのが最後だと、乗れないくらいの状態だったのが
最後でもすんなり乗れるようになりました。
乗り込む時に、一緒にバスに乗って欲しそうにする事もなくなり、すんなりつないだ手を離して「行ってきます」と言えるようになりました。
今思うと、、、この1年は、長男には長男のペースがあるのだから、、、、と言う事に私が気づき、認める事ができた一年であった思います。それまでの私は、無理に普通の枠にはめよう、はめようとしてました。私自身も見えないプレッシャーを感じてたのかも。でも気付いたのです。無理じいをするんじゃなくて、この子なりのペースでも、物事に対応していけるようになる事が大事だと。
多分、長男の成長は私の成長でもあるのかもしれません。
そのせいか、長男の1年を振り返ると、なぜか自分の話になっちゃいますね。(滝汗)
彼にとってこの1年は、自分は頑張ってるのにどうしてお母さんは、わかってくれないんだろう、、、そういう思いを抱える事が多かったと思います。
私の中で、「もう○年生だから」って気持ちがけっこう大きくてこれまでず~っとはっきりと言わないまでもプレッシャーをかけ続けてきたような気がします。
他のお母様に、「もうじゃなくて、まだ○年生だと思うよ。」と言われた時にはたと気付きました。
その子にはその子なりのペースがあるのに、私は頑張ってる長男を認めようとしてなかったんだなぁと。
まぁ、それは出来ると信じてるからそう言うわけなんですが、それがプレッシャーになる事にあるんだなぁと。
私が簡単だと思ってることでも、長男にとってはすごく勇気がいることだったり、、、。
それが出来ない事で、母をガッカリさせてしまうと自己否定に陥ったり、、、
わからんちんの母を持ったせいでかなり苦労した1年だったのではと思います。>いや、生まれてこの方か、、、(汗)
そんなわからんちんの母にもメゲず、彼はずっと頑張ってきたんだろうと思います。
それを思うと反省しきり、、、。
このままじゃ、私の反省文で終わってしまうわ。(苦笑)
「長男の学校生活1年を振り返る」ではなく、「母との1年を振り返る」ってな話になってしまいましたね。

このままだと、どうしても自分の反省文になっちゃうので、担任のH先生へのお礼の手紙という形で最期を閉めさせていただきます。
H先生、先生にはいろいろとお気遣いいただき、心から感謝しています。
天津での最初の担任がH先生であったことは、長男にとって素晴らしい出会いであり、多分先生でなくてはならなかった、、、という思いでいます。
先生はよく子供の気持ちをアンケートにして、子供達がどんな思いをしてるかと保護者の方に知らせて下さったりして、子供達の気持ちをとても大事にされてましたね。
そして、「とにかく褒めて下さい」と。
親として先生からいろんな事を学んだような気がします。
なかなか実践できずにおりますが、、、。

最後の太鼓の演奏では、わが子がとても頼もしく思えました。
どうしても長男には心配のしすぎをしてしまう私ですが、こんなに成長したんだなぁと感激しました。
これもいつも明るく元気に、、、笑いを入れつつ接して下さったH先生のおかげだと思っています。
この1年本当にありがとうございました。
帰国後も更なるご活躍を期待しています。
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